Love letter
ラブレター
少し私の話をさせてもらいます。
50歳を越え、日々老いを感じるようになってきました。振り返ると、30歳の頃に両親を相次ぎ天国へ送ってから感情の処理を間違えちゃったみたいで心の風邪をこじらせました。それがきっかけで心理を学ぶようになってクライアントさんたちとの関わりを続けていたんだけど、45歳の頃に迷走しちゃって心理から一旦離れました。
この離れている5年ほどの間に何度か訪れた海外で働いている日本人の人々や諸外国の人たちや、
介護の世界で出会った老人の方々やそのご家族の方々や共に働いていた仲間たちなどと関われることができました。
国も年齢もばらばらな人たちの悩みとの向き合い方に触れ、
【悩みがあることが問題なのではない】
ことを教えてもらいました。
悩みがあることは普通であり、
問題が起きてくること自体はごく普通のことなのです。
悩みがあることと、心が辛い状態が続くことは、イコール(同じ)ではありませんし、
問題が起きてくることと、自身の価値の問題とは、イコール(同じ)ではありません。
アダルトチルドレンで悩んでいる人、
機能不全家庭で育って過去に縛られて辛いと感じている人、
その他、恋愛、不倫、夫婦関係、親子関係などの
どんな人間関係も、
芯のテーマは、
「わたしは、私」
です。
大切なのは、
どにように悩むか?
どのように問題と関わっていくか?
に尽きます。
それが腑に落ちた時、私の迷走は終わりました。
そのとき、
悩みを一緒に解決していくというスタイルよりも、
悩みができた時、その悩みに留まり辛い世界に入り込む代わりに、自分本来のパワーを発見し、そのパワーを発揮して、自身で問題解決へと向かえるようなサポートへ移行しようと思いました。ちなみにそれをエンパワーメントと言います。
ですから、このサイトはセラピーやカウンセリングではなく自分自身について学ぶサイトです。
悩みや問題などまったくない快適だけの人生などありえませんよね。
起きてくることに悩んだり迷ったりしながら、
どんな思考も感情も、自然なまま受け入れながら生きていけるのが、
心の健康を維持し続けられるコツです。
これを読んでくれている人の中には、長い間辛い気持ちを持ち続けている人もいるかもしれません。
もしかしたら、あなたの周りの人たちは、あなたの勇気をくじくような言葉を投げてきたかもしれません。
でも、あなたはそれらに耳を貸す必要はないと思うのです。
時代や状況などによって、世間の目なんてものはいとも簡単に変わってしまうものだから。
このサイトで【自分との関わり方】を通して、
なりたい自分になり、
欲しいものを手に入れ、
望むままの人生を生きてほしいと、
50歳を過ぎたおばさんは願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
渕之上薫