アダルトチルドレンだと知る4つのきっかけ【私ってもしかしたら?】
【わたし】ってもしかしたらアダルトチルドレン?
日常に疲れや不安を感じて、このページを開いてくださったあなたへ。ラベルや名前にとらわれず、自分自身と向き合うことが大切です。「アダルトチルドレン」という言葉は、ただのひとつの概念。それ以上でもそれ以下でもありません。
大切なのは「これからの未来、どう生きたいのか?」です。何かを変える必要は感じていないなら、それはそれで大丈夫。しかし、もし「もっとよくしたい」と感じているなら、このサイトはあなたのためのスタートラインになるかもしれません。
「アダルトチルドレン」という言葉を初めて知ることは、ネガティブな気持ちを持つ必要はありません。わたしたちの願いはシンプル。過去は変えられなくとも、これからの未来は自分の手でデザインできると信じること。そして、もしわからないことや不安なことがあれば、学ぶ勇気を持つこと。あなたのこれからの成長と新しいスタートを心から応援しています。
「アダルトチルドレン」だと知る4つのきっかけ
その1:我が家は機能不全家族?子どもの問題行動によって
家族の中で起きている問題を表出させるために、子どもが家族の身代わりになって問題を起こしてくれることがあります。夫婦関係は健全ですか?自己犠牲を感じながら生活していませんか?不安や恐怖を感じながら生活していませんか?あなたは小さい頃、両親から信頼され尊重され大切に育ててもらいましたか?
多分、子どもの問題だけを解決しようと試みてもあまり変化はみられないかもしれません。子どもが問題を起こしてくれたことで、自分を見つめるチャンスが与えられたのだと捉えて、まずは自分を知ってみることから始めてみるのはいかがでしょうか。
その2:恋愛がうまくいかない・夫婦関係がうまくいかない
恋愛にしても夫婦にしてもパートナーシップの学びと言えます。パートナーシップは心理的距離が近いからこそ、感情の波が激しくなります。嬉しい感情も大きいですが、辛いと感じる感情も大きくなります。
パートナーシップを最初に学ぶ対象は、両親です。人はモデルをみて学びます。機能不全家族の中で健全なパートナーシップを見せてくれるモデルが存在していればいいのですが、そうでないと大人になってからの恋愛や結婚生活に大きな影響を与えます。今、恋愛にしても結婚生活にしても【なんだかなぁ】と思っているのであれば、恋愛とか結婚生活の概念を見直してみることから始めてみることをおすすめします。
その3:両親との関係がうまくいかない・両親の介護で怒りが収まらない
親といえども、お互いの相性がありますのでテレビで見るような皆がとっても仲良しという家族は稀だと思います。大人になって、性格の違いも理解し合いお互いの心地よい距離感で親子関係を続けているのであれば問題は起きてきません。
しかし、機能不全家族の中で育ったアダルトチルドレンの人は、この心地よい距離感の作り方を学んでいません。むしろ、心地よい家族関係という感覚がわかりませんので、好きになれないなら嫌いになることで結びつきを強化しています。
さらに、両親の介護が必要になったとき、アダルトチルドレンの人はひとりで頑張りすぎたり他人に任せることに罪悪感を感じたりしやすく、自分にムチをうって頑張ります。しかし、抱え込みすぎて心がパンクしてしまうというケースが多かったりします。
両親とどのくらいの心の距離感が心地よいのかを確認したり、両親に対して何ができるのかを確認して、自分も元気でいられるラインを探ることです。そのようなプロセスで、湧き上がってくる感情についてひとつひとつ処理していくことを学んでいけばいいと思います。
その4:社会生活で出会った人たちとの関係で違和感を感じる
社会生活といっても、さまざまなものがあります。学生ならば、学校生活で起きてくる人間関係。社会人ならば、仕事をするなかで起きてくる人間関係。今は、ネットの世界で起きてくる人間関係もありますし、地域との関わりで言えばご近所付き合いなど、誰の生活の中にも人間関係は存在します。
アダルトチルドレンの人は、人との関わりにおいて苦悩を感じやすく、それは人との境界線がわからなくなりやすい…というより知らないという方が正しいのかもしれません。
自分をとりまく人間関係の優先順位をはっきりさせることから始めてみてはと思います。
成人に達した段階でのアダルトチルドレンの特徴
- 過去の家族のトラブルや出来事を頻繁に思い返してしまう。
- 人間関係で過度に気を使い、自分を犠牲にする傾向がある。
- 親の期待に応えようとするプレッシャーを感じる。
- 自分の感情を認識しにくい。
- 自分の意見や感情を他人に伝えるのが苦手。
- 他人の評価や意見に過度に左右される。
- 過去の失敗やトラウマをなかなか忘れられない。
- 人間関係でのコントロールを欲する傾向がある。
- 過度な自己批判をする。
- 境界を持つことが難しい(他人の問題を自分のものとしてしまう等)。
- 家族や親の秘密を守っている感じがする。
- 依存的な関係を形成することが多い。
- 常に完璧を求める傾向がある。
- 親の過去の行動や選択に責任を感じる。
- 他人との関係で頻繁にトラブルを起こす。
- 自分の感情や考えを無視してしまう。
- 無意識のうちに過去の環境や親の行動を再現してしまう。
- 孤独や疎外感を強く感じることがある。
- 信頼関係を築くのが難しい。
- 子供時代の家族の問題を否定や過小評価してしまう。
- 他人の気持ちや意見を過度に推測する。
- 無意識のうちに自分を守るための壁を作ってしまう。
- 自己肯定感が低い。
- 家族や親の価値観や信念を疑問に思ったことがない。
- 子供時代の痛みやトラウマを認識していない。
- 他人との関係で過度なギルト感を感じることがある。
- 人間関係での失敗を強く恐れる。
- 子供時代の体験や環境を他人と比較してしまう。
- 自分のニーズや欲求を表現することが難しい。
- 自分の感情や体験を他人と共有することに抵抗を感じる。
生き残りをかけたサバイバルで得られるもの
ここまで生き延びてくることは、生き残りをかけたサバイバルそのものだったことでしょう。
あなたはまだ気づいていないかもしれませんが、厳しい条件下で生き残ってきたということは、その厳しさに比例した素晴らしい能力を開発し発展させてきた証でもあるのです。
もしかしたら、その素晴らしい能力を誰かにダメだと指摘されたり、色々な情報から短所だと思い込んでしまったかもしれませんが、本当はそうではありません。
あなた自身があなたの存在を認め、あなたを全肯定し、傷ついた痛みに癒しを与えられるのは、あなたのご両親でもなく他のあなたを傷つけた人たちでもなく、あなた自身しかいないのです。
もしかしたら、あなたの周りの人たちは、あなたの勇気をくじくような言葉を投げてきたかもしれません。でも、あなたはそれらに耳を貸す必要はないのです。なぜなら、時代や状況などによって世間の目はいとも簡単に変わってしまうものだから。
他の誰でもない、あなた自身の人生を。