生まれ順でわかる性格や特徴【ネガティブになった時の対処法あり】
☆ 生まれ順によって、家族の中でどのように振る舞うのか?
☆ 小さい頃に身につけた振る舞いとは?
こんな疑問に答える記事です。
生まれ順によって、家族の中でどのように振る舞うかが変わってきます。その振る舞いがうまくいくと、それが自分の性格として強化されていきます。大人になって社会にでてみたら、そのような振る舞いがうまく機能しないこともあります。その状況をうまく利用して発展していく人と、そうではない人がいます。
そもそも、小さい頃に身につけた振る舞いは、あなたが得られた成功体験です。そしてその成功体験は長い時間をかけて、積み重ねられ磨かれてきた部分です。社会にでてうまく機能しないことがあったとしても、あなたの全部を否定しないようにした方がいいと思います。否定する代わりに、身につけたい新しい振る舞いに出会ったらプラスαして、バージョンアップしていくような感じが良いのではないかと思います。
第一子【心優しいヒーロー】
基本の性格
初めての子どもということで、周囲の関心の的となり、注目されて育ちます。両親も初めての子育てということもあり、手探りで恐るおそるという意味で大事に育てられます。ですので、自己中心的で「自分に一番価値がある」と思い込みやすかったりします。
悲劇の始まり
第二子が生まれると、自分が一番という立場から引きずり落され、愛情の注目の的としての立場を失ったと感じやすい。この頃から、「過去の栄光」を再び手に入れようと努力し始めます。そして両親に「良い子」として気に入られようと頑張りますが、その方法で両親からの注目を取り戻すことに失敗したと感じると、両親の注目を取り戻すために反抗的、不従順、攻撃的、または感情面で幼児期に退行することがあります。病気になって、両親の注目を取り戻すこともあります。
成長する過程で築かれる基礎
両親の価値を自分の価値だと思ったり、両親に好まれる役割に徹することで、両親の注目を浴びようとします。それで成功すると、その価値や役割をさらに強化していき、それが基礎の性格として築かれていきます。
このようなケースがある
子どもにとって、父親が安全であると感じると、母親っこから父親っこに変わって母親を非難するようになることがあり罪悪感を抱いたまま成長することがあります。また、父親が物理的にまたは感情面で不在の場合、父親の役割を他の誰かで解消できないままでいると何か足りないという感覚を持ったまま大人になることがあります。
どちらのケースも、両親にとって「心優しいヒーロー」でいたい第一子は、両親との関係変化により、大きなストレスになりやすく、それによって様々な心理的な問題をえやすい傾向にあります。
大人になってポジティブな状態の時は…
「心優しいヒーロー」なので、皆から頼られます。秩序をもって人とコミュニケーションをします。スイッチが入れば、パワフルで集中力を発揮します。責任感もあるため、リーダーとして発揮します。誰からの称賛も素直に受け入れますし、他人への称賛も惜しみなく伝えることができます。
大人になってネガティブな状態の時は…
「心優しいヒーロー」は第二子が生まれてからずっと、両親の注目を浴びる努力を続けてきたため、大人になっても似たような場面に遭遇すると、(注目を浴びることに)失敗してしまうのではないかという当時の不安や怖れが顔を出します。そのため、自尊心が極端に低くなってしまうことがあります。ネガティブな状態の時には、極端に拒絶されるのを怖れたり、人を信用できなかったり、他人に高すぎる期待をもったりしがちです。