アダルトチルドレン

この世に誕生してから人生はサバイバル【インナーチャイルドの解放】

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この世に誕生してから人生はサバイバル【インナーチャイルドの解放】

この記事は、大人になってから気づくこと…それは、何度も繰り返すパターンはどのようにして無意識に組み込まれてしまっているか。

例としてストーリーをご紹介しています。そして、インナーチャイルドとのコミュニケーションが有効な理由について書いています。

なぜいつもこうなってしまうのだろう…と自分を責めてしまっている気持ちになっているのだとしたら、認識を変えた方がいいと思います。なぜなら、大人になったあなたにとっては自分を責めてしまうような出来事かもしれませんが、小さな子どものころのあなたにとっては自分を守るための最善の方法だったのですから。

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生き残るために、小さな子どもだって自分で選択している

生まれてから6年間はもっとも重要な期間と言われています。この6年間で対処機構を含む基本的な性格が形成されるとも言われています。誕生してからの数年間は子どもは何事にもオープンで、受容的、好奇心が旺盛、新しい体験と新しい考え方に意欲的です。どのように形成されていくかというと…

生まれてすぐみんなに可愛がられ、

《人生結構いい感じ~》

と思っていると、

2歳になって弟が生まれます。

お母さんは弟さんを産むために何日も入院したため、

《あれ?お母さんがいない!》

という経験をします。

病院からお母さんが帰ってきたけど、

ぎゃーぎゃー泣き叫ぶ物体に、

お母さんは付きっきり。

《お母さんは帰ってきたけど、僕を全然見てくれない…》

という経験もします。

でも、お母さんにかまって欲しいし、見て欲しいから色々な手を使ってお母さんを獲得しようと試みます。

わがままを言ったり、

言うことをきかなかったり、

すねたり、

泣いたり、

とにかくお母さんを獲得しようと頑張ります。

でも、

赤ちゃんはギャーギャー泣き叫ぶので、

お母さんは疲れ果てています。

《いい子じゃない子は、うちの子じゃない》

とか言われて、

あえなく撃沈。

《僕は求められていないんだ》《見捨てられたんだ》

という認識をして、そして最終的にギブアップします。

この経験で、

物理的にも感情的にも見捨てられるという体験をします。

その経験とともに、

《見捨てられないためには、いい子でいなければならない》

と思い、

この子はこの瞬間に、自分を表現することをあきらめて、いい子でいることを選択するのです。

これがこの子の最初の対処機構です。

この対処機構が今後の人生に大きく影響を与えます。

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最初の対処機構がその後の人生にどう影響するのか

例えば、

小学校3年生になっていじめられたとします。

その体験というのは、

《自分が求められていない》

《見捨てられた》

というあの2歳の頃の体験と似ています。

そうすると、

このいじめられた体験の気持ちが引き金になり、

あの2歳の頃の辛い気持ちがよみがえってきます。

すると、

あの2歳の時と同じように、

自分を表現することをやめて(自分さえ我慢すればいい)、

いじめられても、

ただただじっと耐え続けるのです。

そして、この対処機構は同じような体験の数と比例してさらに強化されていくのです。

このように、現在の人間関係には、子ども時代のパターンが何度も何度も再現されています。

これが、

【人間関係のしくじりパターン】や【恋愛のうまくいかないパターン】

になってしまう理由です。

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インナーチャイルドワークがパワフルな効果を発揮するのは?

私たちは、

この肉体で死を迎えるまで、

生き残りをかけたサバイバルの衝動から

完全に解放されないのかもしれません。

その問題の中でも

もっとも顕著な問題として浮上してきやすいのが、

他者との関係性です。

しかし、

サバイバルの衝動は、

《ものの見方(捉え方)》

によるものだということです。

《ものの見方(捉え方)》を形成する上で、

もっとも強い影響を与えるのは**【母親】**

その次は、最も身近な**【家族や養育者】**

そして、その人の**【生まれもった傾向】**

その次が、その人に影響を与えた**【文化】**

と言われています。

異文化について、自分の価値観が正しいとは限らないんだというエピソードをひとつ。

在日韓国人の友人宅に遊びに行ったとき、豪華な食事をふるまっていただきました。とにかく色々な料理が次々に沢山出てきました。さすがに大食いの私でも全部食べられず残してしまいました。

友人に、

「とってもおいしかった。ありがとう。でも、残しちゃってごめんね。」

と言ったら、

「なんで謝るの???」

と不思議そうな顔。

「日本では、出されたものは残さず食べるのが礼儀だから」

と言うと、

「韓国では、残すのがマナーだよ」

と。

カルチャーショックでした。

このように、文化の違いによって異なる《ものの見方(捉え方)》があるのです。

このエピソードによって私自身の視野は広がりました。

出されたものを残したら、誰かを不快にさせてしまう・・・という思い込みは、文化によっては相手を喜ばせることができるということを知れたことによって、私に選択の余地(自由)ができました。

これは、素晴らしい広がりの発見です。

私が力を注いでいる、

インナーチャイルドワークが問題に対してパワフルな効果を発揮します。

それは、過去のこれしか選べないという不自由さから、選択する余地がある自由へと誘えます。そういった、私たちの内側に生じる矛盾した《ものの見方(捉え方)》が解消されるのです。

インナーチャイルドについてもっと詳しく
レッスン1−1:インナーチャイルドの定義と概念
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